とんでもなく初心者の俺がLED工作をしたらこうなった -その4 ハンダ付け編 デミオ DE リアフォグ-
もうお忘れかもしれませんが(笑)、最後までやらなきゃね(^_^;)
前回までの流れは・・・
1. -その1 殻割り-
2. -その2 粒感を大事に-
3. -その3 装飾シートを貼る-
さて、今回は、いよいよハンダづけ
以前にも書いたけど、俺がちゃんとハンダ付けしたのは、ごんた屋に来て2度しかない。
そのうち1回は「車載LED基本回路・マスターキット」の発売にあたり、作ってみた時。
もう1回は、それに先立って同じ回路を店長に教わった時。
これだけしかないのだが、そんな俺が作ることで、「誰にでもLEDテールは作れる」を証明したい。
ハンダ付けって難しそう・・・と思っている方!
やってみると意外と簡単ですよ(^^)
男子なら、技術の授業でハンダゴテ握ったことあるだろうし、触ったことも無いよ!という女子も、やってみたらすぐに慣れるでしょう。
実際、男子より繊細な女子の方が、綺麗な仕上がり・・・なんて事多いですからね 笑
「誰にでもできる」とは言うものの、「何を手本にして始めるか」で、全然違うのは当たり前の話ですね。
その点、ごんた屋で始めると、いきなり最高の技術が身につくと思って間違いない。
なぜなら、ごんた屋のてんちょう(本当は社長なんだけどね 笑)は、プロをも育てる知識と技術を公開し、それを初心者キットとして販売しているのだから。
・・・と、前置きが長くなったけど、そろそろハンダ付け始めます(^^)
ここで紹介する手順はだいぶ端折ってるので、これから始める方は、必ず初心者キットから始めてね♪
ハンダゴテも持ってないよ!・・・と言う方には、必要最低限の工具と初心者キットが詰まった「LED工作入門 完全マスターフルキット」がオススメです。
今なら、LED STYLE 5がセットになったお得なセットもありますよ(^^)
LEDを基板に差し、プラス側をハンダ付けする(仮止め)
まず、基本的なことから。
LEDは足の長い方がプラス
短いほうがマイナスです。
LEDを基板に挿したらプラス側のみハンダ付け
これは本当に仮止め。
表から見てみると・・・
わかるかな?
アップで見てみると・・・
隙間あいちゃってるよね。
でも、仮止めだからいーんです!
LEDを基板に密着させる「パッチン」作業(LEDの固定)
次に、LEDの頭を軽く親指で押さえながら、先ほどハンダ付けしたプラス側の足のハンダ付け部分にもう一度ハンダゴテをあてる
ハンダが溶け、親指で押していたLEDが基板と密着する・・・
隙間のできている箇所の場合「パッチン」・・・と音がして、LEDと基板が密着するのがわかるはず。
表から見てみると・・・
ビシィッッ!・・・と揃いました♪(^^)
今回使った鉄兜LEDは、広角から見ても明るいのが特徴だから、多少頭がバラついていても、ミスは目立ちにくい(問題だけど 笑)。
キャノンボールLEDを使った場合は、注意が必要。
キャノンボールLEDは、直進性に優れ、LED正面から見た時の輝きは格別。その分、頭が四方八方向いてたら、ミスが大きく目立つぞ!
パッチンできたらLEDの固定が完了。
まだプラス側だけやけどねっ
マイナス側を隣のLEDのプラス側に倒す
「パッチン」してLEDの頭が揃ったら、マイナス側の足を、隣のLEDのプラス側の足(先ほどハンダ付けした方)に倒す
余分な部分をカット
隣のLEDのマイナス側にハンダ付け
これで、2つのLEDがつながりました♪
あとは、これのくり返しですね。楽勝でしょ?
下の画像は、1段目が終わったところ。
※一番下の足はなんで切ってないんでしょうか・・・察しの良い方はお気づきと思いますが、実はこれ、流星ユニットで流れるように作っています(ごんた屋の初心者キットをちゃんと理解すれば、いきなり、流星仕様を作れるということ)。
後ほどそれを説明する時の為に足を残していますが、実際に作る際はカットして頂いて問題ないです。
ということで、いきなり流星(ミニ)テールの作成ですよっ!(^0^)
(一度作ったことがある方はよくわかるんやけど、流星仕様で作るのは実は簡単なのだ 笑)
さて、
俺の作例では、1回路は4個のLEDが直列で並んでいます。
画像では、スペース&デザイン的に4個収まらない箇所が出てきます(上の画像1番左とか)。
この場合はどーすんの?!・・・ってのは、後で解説します(^^)
その前に・・・
「1回路ってなんやねん??」って思いませんか?
俺は思いましたけど、ナニカ?(^_^;)
だって初心者だもの!!
非常にざっくり言うと・・・(かなり語弊があるんだろうけど。。)
「LEDを光らすのに必要なも部品たちの1まとまり」のこと
つまり、この場合だと、「光らすのに必要なLEDと、抵抗器の1まとまり」のこと。
※抵抗器って言いにくいので、以下「抵抗」って書きます。
俺の場合は、これが1回路(LEDが直列で並んでいる)
(+)-LED-抵抗-LED-LED―LED-(-)
抵抗の位置だけど、上の場合の位置でも、右端でも左端でも問題ない。
(+)-LED-LED―抵抗-LED―LED-(-)
(+)-LED―抵抗-LED-LED―LED-(-)
どれでも問題なし!
出来上がったもの(ブレーキ・ウインカーなど)は、これが沢山集まっているイメージ(1回路ずつが並列で並んでいる)
さて、話を戻しまして・・・
本来は、1回路を作り終えて、実験点灯用電池BOXで点灯確認して、次の回路へ・・・が正しいです。
※今回は、初作例ってことで、その辺をアバウトにしちゃいました(^_^;)
一気にLEDのハンダ付けだけ終わらせてますが、ミスを早く発見するためにも、ちゃんと確認して作りましょう。
LEDだけハンダ付けしちゃった状態
抵抗器をつける
次に抵抗を付けます。俺の場合、4個直列で1回路なので、前述の通り
(+)-LED-抵抗-LED-LED―LED-(-)
これでいきました。
(抵抗を1回路のどの位置に入れるかは、統一しておいた方がいいですね。何かのトラブルで基板裏を見返した時に、統一されていた方が分かりやすいですから)
ハンダ付けの前に、抵抗の足を曲げ、ハンダ付け後に基板から少し浮いた位置に付けられるようにします。
ハンダ付けする方は適度に足をカット。もう一方は、ハンダ付けし易いように曲げて持ち手とします。
何で曲げるん??面倒なことをしないで(基板につくように)ハンダ付けすればいいんじゃないの??
・・・ではなぜ面倒なことをするのか?
「抵抗は熱を出す」からです。抵抗の仕事は熱を出すこと。流れてきた電流を、LEDに合う値にするように、余分な分を熱に変換しているのです。
一方で、熱はLEDにとって敵。寿命が縮みます。
そこで、発熱する部分を浮かして、LEDから離しているんですね。こんな感じ。
他の箇所にも抵抗付けました。
1回路ごとのプラス側・マイナス側をまとめる">
次は、回路のプラス側・マイナス側をまとめていきます。
2段並ぶだけなら上段の上側をプラス、下段の下側をマイナス・・・など(逆も可)すれば良いのですが、今回は3段並んでいるので、ちょっと工夫が必要です。
この辺は、腕のみせどころ(大げさ)。
上手く回路をまとめられたら
気持ちいい~~~!
なんもいえね~~~~!!・・・ってなります 笑
俺がまとめた感じはこんな風になりました。
(俺を含めて)ビギナーには複雑に見えますが、なーんてことはない。
3段並んでいる1回路(4個直列)のプラス側同士をつなぎ、マイナス側同士を繋ぐ・・・これだけ。
つないでいる部分には、LEDの足を利用しています。
ハンダだけでつないでいくと、クラック(ヒビ)が入った時に断線した状態となるわけですが、LEDの足を芯材として使っていると安心。
車両が走行している時の振動はかなりのもの。なめちゃぁいけません。
※現時点では、配線に使ったLEDの足部分にあまりハンダを盛っていませんが、最終的には、基板にハンダ付けできる箇所は、ある程度のスパンでハンダ付けします。
LEDの足の長さが足りない時はつないで行きますが、繋ぐ箇所はオーバーラップさせてハンダ付けして行きましょう。
余談ですが・・・
ごんた屋LEDで琥珀イエロー・クリアーレッドの場合、1~4個を1回路とできますが、推奨は3個以上です。
これは、LEDへの負担を少なくして、LEDの寿命を長くするため。
3個直列の場合の抵抗値は330Ω、4個直列の場合は180Ω、5個直列の場合は75Ω
上の画像、左から2番目は、7LED並んでいます。
じゃぁ、7LED(4-3)なら、こうすればいいんじゃないの??
(+)-LED-LED-LED―抵抗(180Ω)―LED-(-)
(+)-LED-LED-LED―抵抗(330Ω)-(-)
ブッブー!
計算で出した抵抗値的には、問題ないように思えますが、実際に光らせると光ムラがでます。
簡単にいうと、電気は流れやすい箇所に流れる性質があるため、違う抵抗値を混ぜるとムラがでる。
ではどうするのか。
答えは、
「裏にLEDを隠す」
要するに、8LEDで作る。
(+)-LED-LED-LED-抵抗(180Ω)- LED -(-)
(+)-LED-LED-LED-抵抗(180Ω)-【LED】-(-)
【LED】の部分を、基板の裏面に回すんですね(隠し玉)
こうすることで、表面は7個のLEDが見えるけど、実は回路上8LED・・・となるわけ。
これでムラなし!
全部の箇所に隠し玉を投入
上の画像では、盛大に10個も隠し玉を入れていますが、これは流星仕様にした為です。
流星仕様にしない場合は、3個の隠し玉で可能です。
(表に77発、裏に3発 合計80発)
非流星仕様の場合
総LED数を、直列数(3個、4個、5個など)で割り切れる数をとする。
例えば、3個直列の場合なら、3の倍数(24個、36個・・・99個など)が、隠し玉をしなくて良いのでやりやすい。デザイン上、98個で行きたいねん!!・・・という場合は、裏に1発隠し玉をする。
流星仕様の場合
1ブロックを、直列数(3個、4個、5個など)で割り切れる数をとする。
例えば、3個直列の場合なら、1ブロックを3の倍数(3個、9個・・・18個など)とすると、隠し玉をしなくて良いのでやりやすい。
デザイン上、11個で1ブロック作りたいねん!!・・・という場合は、1ブロックごとに1個隠し玉をする(全部1ブロック=11個の場合¬=隠し玉入れて12個の場合)
俺は、1ブロックごとの数がマチマチだったので、ブロックによって隠し玉の数が変わってます。
流星ユニットは8ブロック。俺の作例では、9本足(マイナス側)が出ていましたが、端の2本をひとまとめ(1ブロック)として、8ブロックにしました。(画像の左端、と左から2番めをまとめて1ブロックとした)
マイナス側を8本に分け(8ブロック)それを順番に流していく・・・これを様々なパターンとスピードで制御してくれるのが「ごんた屋 流星くんユニット」です。
流星仕様のテールを作るのは意外と簡単なんですよ。
是非、みなさんもチャレンジしてみてください(^-^)
・・・と、いいつつ、俺の作例はまだ全部報告できてないので、今後もレポート続きます。
(続きは、気長にお待ち下さい(^_^;))
やっちまったなぁ?・・・失敗編
点灯確認してみると・・・アレ???
なんでやろ? なんでやろ?・・・と悩んでやっと分かった 笑
プラスとマイナスをまとめる時に間違っちゃった様です。
そういう時は、ハンダ付けした箇所を取り除き、正しく回路をつないでやる。
その時に活躍するのがこれ!
バネの力で溶かしたハンダを吸い取る憎いヤツ!
除去したい箇所にハンダゴテをあて、ハンダを溶かします。この時、すぐに除去できるように、ハンダ吸い取り器をそばまで持ってきておきましょう。
ボタンを押して「シュポッ!」
綺麗に除去できました。
正しくやり直してちゃんと点灯しました(^^)
実際作ってみたらわかるけど、はんだ吸い取り器は必須アイテム!
ミスってハンダし直したい時! こっちじゃなくて、こっちに回路引けば良かった!って言う時に大活躍♪
さて、明日から、毎年恒例の「ごんた屋温泉旅行」ですっ!
報告待っててねん♪